かいこ飼育日記(29日目)
9/22 '17 (29日目)40頭、全頭が繭作りに入りました。完成している繭もあります。
かいこは繭作りが始まってしばらくすると、最後のフンとおしっこをします。繭の中ではしません。えらい!
最後のおしっこは、トロミがあって見ると結構びっくりします。
すぐに繭を作る場所を決められるかいこと、ずっとうろうろして、すでに先客がいる枠の中に入ってみたり出たりしているかいこもいました。3頭で1箇所に入って、狭そうに、お互いの背中に糸を張ったりしてて、どうすんのあなた達…と思った事も。
今朝は、まだ場所を定められない2頭を移動してあげました。なかなか決められずに、まぶしの上面だけに糸の膜が増え続けていたし、体も小さくなってきていて、このままだと繭を作れずに糸を使い果たしてしまうのでは…と心配になったので。
移動してあげたら、すぐに落ち着いたみたいで繭作りに入りました。
今日中にも、幼虫の形は見えなくなるでしょう。白くて、つまむとむにゅむにゅしたあの状態のかいこ達がいなくなるのね、と思うと寂しいものです。
⭐︎2018年夏「インプリントまちだ展2018」町田市立国際版画美術館にて開催予定⭐︎
かいこ飼育日記(28日目)
9/21 '17 (28日目)全頭が繭を作るまぶしに移りました。昨日は、かいこと出勤。観察したかったので。中国人の同僚は「キュゥゥト💕」と。二人で、「仕事しないでずっと見ちゃうね」と話していました。
帰宅後は、撮影開始です。夫がセッティングと撮影してくれています。孵化が2日程ずれたのが結果的には、ばらけて繭作りに入ってくれてよかったです。
⭐︎2018年夏「インプリントまちだ展2018」町田市立国際版画美術館にて開催予定⭐︎
かいこ飼育日記(27日目)
昨日の夕方帰宅すると、箱の端で糸を吐き始めてるかいこが2頭いました。夕飯の支度も置いといて、慌ててまぶし(繭を作る枠)を厚紙で作りました。
1頭は、まぶしの中が気に入らないらしく、外側をうろうろ。今朝見ると、散々迷って糸を吐いた跡が数カ所ありました。今は、落ち着いて繭を作り始めています。
出かける用事がなければ、ずっと見ていたい位です。
かいこ飼育日記(26日目)
9/18 '17 (26日目)あと1~2日で繭作りに入るのではないか思われます。まぶし(かいこが繭を作る枠)を作らないといけません。今日の時点では、まだ糸を吐きたそうな様子は見えません。
ちょっとした実験。3~4センチ離して新しい桑を置いたら気がつくか…をしました。桑をかなり食い尽くして新しい葉が欲しい時です。すぐに近くの数頭がざわついて、頭を延ばし、2分位で最初の一頭が到達しました。
1日に25枚位の葉を3回は食べ尽くすので、えさやりもなかなか大変です。フンも計量カップに1杯程の量を、毎日捨てている気がします。
足。茎だけになった桑を、しっかりと掴んでる様が可愛らしいです。特に一番後ろの足ががっちり掴んでいます。
⭐︎2018年夏「インプリントまちだ展2018」町田市立国際版画美術館にて開催予定⭐︎
かいこ飼育日記(22日目)
(22日目)朝5時、かいこ達は桑を筋だけ残して食べつくしていました!かいこは5令の間に、幼虫期間中に食べる量のおよそ87〜88%を食べるんだそうです。桑不足にならないように気をつけます。
ここ数日、近所の桑の大木から葉を取ってくるようになりました。ここのは葉が固くて大きいですが、今までの低木がかなりはげてきてしまって、これ以上は無理な感じになったので。
ママ友さんとかいこの事を話していたら、彼女の旧姓はなんと「桑畑」さんでした!おじいさんの代まで鹿児島で養蚕をしていたそうです。「蚕をしていた、というか蚕しかしていなかった!」と。
台湾出身のママ友さんは、子供時代に台湾の学校で育てたのを思い出して懐かしい〜と。台湾の子供達も蚕飼育の体験をすると知れて嬉しかったのです。
⭐︎2018年夏「インプリントまちだ展2018」町田市立国際版画美術館にて開催予定⭐︎
かいこ飼育日記(19日目)
9/11 '17 (19日目)4頭を残し、全部が5令になりました。
かいこの幼虫の体。頭に見えるのは胸で、体の横にある黒い楕円形の模様が気門。片側に9個づつ、全部で18個の気門で、呼吸しているんだそうです。
眼のように見える模様は、眼状斑紋という模様です。
体の中は、ほとんどが腸。そして絹糸腺があります。
図像はカイコの豆博士/小泉勝夫著より
⭐︎2018年夏「インプリントまちだ展2018」町田市立国際版画美術館にて開催予定⭐︎