かいこ飼育日記(46日目)
10/7 '17(46日目)金曜の朝に仕事場に到着したら、ちょうど頭が繭から出ている状態でした!すぐさま撮影。羽化するところが見れました。
羽化して数時間は、羽が濡れていて縮んでいます。
⭐︎2018年夏「インプリントまちだ展2018」町田市立国際版画美術館にて開催予定⭐︎
かいこ飼育日記(41日目)
10/4 '17(41日目)蛾が生まれました!お尻を見れば雌雄の区別はすぐつき、今回のはオスです。翌日になっても他のは生まれていないので、まだひとりだけで、じっとしています。赤茶色いものは、おしっこです。
写真の蛾のお尻の下に見えるのが、繭に開けた穴です。蛾が繭から出る時は、口からアルカリの液を出して繭殻をしめらせ、柔らかくして、頭部で押し開けててでてきます。必ず早朝に、朝の光を感じてでてくるんだそうです。こんなに大きな穴が開いていますが、糸は全く切られていないらしいです。(でも、穴が開くと糸繰りはできない)
蛹の方は、色が濃くなり、日に日に蛾らしい体に変態しつつあります。ぼんやりとしていた細部のあしや羽の形がくっきりしてきています。複眼が出きてました!
⭐︎2018年夏「インプリントまちだ展2018」町田市立国際版画美術館にて開催予定⭐︎
かいこ飼育日記(37日目)
糸を吐き終わって3日後位のかいこです。繭の中で一回脱皮し、すっかり蛹の体になっています。脱いだ皮が体の横にあって、なんだか律儀な感じがします。
色が薄〜濃茶色に変わっていくそうですが、2日経っても微かな変化しか見られません。触るとビョコビョコ動きます。
開いてから2日目には、1頭がひっくり返っていました。写真は背中側。
繭は良く切れるハサミでも、かなり固く、厚紙を切っている感覚です。あの細い糸の集積で…と驚きました。
かいこ飼育日記(30日目)
9/24 '17 (30日目)かいこは、Sや8の字を描きながら繭を作ります。「カイコの豆博士」の本にあった、吐糸の観察方法をやってみました。繭を作り始めて1日位たった繭を、かいこに傷をつけないように気をつけながら、穴を開けます。かなり緊張しました。
そして、ガラス板を乗っけると本にはあるのですが、私は塩ビ板を使ったら軽いので、かいこが頭でどかしてしまいます。
丸い繭も転がるので、鉛筆で抑えて。塩ビ板もマスキングテープで止めたら、無駄にカラフルになりました。
家族が寝静まっている早朝に、とてもきれいなものを観察できました。
⭐︎2018年夏「インプリントまちだ展2018」町田市立国際版画美術館にて開催予定⭐︎
かいこ飼育日記(29日目)
9/22 '17 (29日目)40頭、全頭が繭作りに入りました。完成している繭もあります。
かいこは繭作りが始まってしばらくすると、最後のフンとおしっこをします。繭の中ではしません。えらい!
最後のおしっこは、トロミがあって見ると結構びっくりします。
すぐに繭を作る場所を決められるかいこと、ずっとうろうろして、すでに先客がいる枠の中に入ってみたり出たりしているかいこもいました。3頭で1箇所に入って、狭そうに、お互いの背中に糸を張ったりしてて、どうすんのあなた達…と思った事も。
今朝は、まだ場所を定められない2頭を移動してあげました。なかなか決められずに、まぶしの上面だけに糸の膜が増え続けていたし、体も小さくなってきていて、このままだと繭を作れずに糸を使い果たしてしまうのでは…と心配になったので。
移動してあげたら、すぐに落ち着いたみたいで繭作りに入りました。
今日中にも、幼虫の形は見えなくなるでしょう。白くて、つまむとむにゅむにゅしたあの状態のかいこ達がいなくなるのね、と思うと寂しいものです。
⭐︎2018年夏「インプリントまちだ展2018」町田市立国際版画美術館にて開催予定⭐︎
かいこ飼育日記(28日目)
9/21 '17 (28日目)全頭が繭を作るまぶしに移りました。昨日は、かいこと出勤。観察したかったので。中国人の同僚は「キュゥゥト💕」と。二人で、「仕事しないでずっと見ちゃうね」と話していました。
帰宅後は、撮影開始です。夫がセッティングと撮影してくれています。孵化が2日程ずれたのが結果的には、ばらけて繭作りに入ってくれてよかったです。
⭐︎2018年夏「インプリントまちだ展2018」町田市立国際版画美術館にて開催予定⭐︎
かいこ飼育日記(27日目)
昨日の夕方帰宅すると、箱の端で糸を吐き始めてるかいこが2頭いました。夕飯の支度も置いといて、慌ててまぶし(繭を作る枠)を厚紙で作りました。
1頭は、まぶしの中が気に入らないらしく、外側をうろうろ。今朝見ると、散々迷って糸を吐いた跡が数カ所ありました。今は、落ち着いて繭を作り始めています。
出かける用事がなければ、ずっと見ていたい位です。