日記・繭の記憶/Cocoon Memories

アーティスト荒木珠奈の2018年夏予定の展覧会(インプリントまちだ@町田市国際版画美術館)にむけて、蚕を飼ったり、制作準備等の記録です。

かいこ飼育日記(41日目)

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10/4 '17(41日目)蛾が生まれました!お尻を見れば雌雄の区別はすぐつき、今回のはオスです。翌日になっても他のは生まれていないので、まだひとりだけで、じっとしています。赤茶色いものは、おしっこです。

写真の蛾のお尻の下に見えるのが、繭に開けた穴です。蛾が繭から出る時は、口からアルカリの液を出して繭殻をしめらせ、柔らかくして、頭部で押し開けててでてきます。必ず早朝に、朝の光を感じてでてくるんだそうです。こんなに大きな穴が開いていますが、糸は全く切られていないらしいです。(でも、穴が開くと糸繰りはできない)

 蛹の方は、色が濃くなり、日に日に蛾らしい体に変態しつつあります。ぼんやりとしていた細部のあしや羽の形がくっきりしてきています。複眼が出きてました!

⭐︎2018年夏「インプリントまちだ展2018」町田市立国際版画美術館にて開催予定⭐︎