日記・繭の記憶/Cocoon Memories

アーティスト荒木珠奈の2018年夏予定の展覧会(インプリントまちだ@町田市国際版画美術館)にむけて、蚕を飼ったり、制作準備等の記録です。

かいこ飼育日記(4日目)

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8/26 '17かいこ飼育日記  

(4日目)日本から送ってもらった際に入っていた封筒。「第四種蚕種」というハンコが押してありました。日本の実家からアメリカまではEMSで海を越えてやってきました。国際郵便で虫の卵を送るのは、違法ではと思っていたので「内容物に、蚕の卵とは絶対に書かないで」と頼んでいましたが… 実際、郵便局のサイトで調べたところ、なんと蚕は国際郵便で送れる事になってました。
「みつばち、水ひるおよび蚕
害虫の寄生虫および捕食虫であって、害虫駆除の用に供し、かつ、公認の施設の間で交換するもの」
以上は、送れる生き物です。
気になる「水ひる」はwikipediaを読んだところ、外科医療用なのでしょうか。
ちなみに蚕の卵は、植物の種に似てることから「蚕種」と呼ばれるのだそう。

仕事場の同僚の中国人Yuyuに、蚕を飼い始めた事を話すと「アメリカでは買えないの?」と早速ググり。売ってました。しかも、$0?
https://www.coastalsilkworms.com/
日本でしか手に入らないと思い込んでました…すみません、家族。

Yuyuは最初「家の中に虫がいるって怖いー」とか言ってたくせに、ネットを見ながら「南アフリカの蚕!? これを私が買うから、タマナ少しもらうってどう?」
(えっ 本気?)
少ししたら「あー私、一週間後にキューバ行くんだった。だからダメね」なんて、言ってました。笑

⭐︎2018年夏「インプリントまちだ展2018」町田市立国際版画美術館にて開催予定⭐︎