日記・繭の記憶/Cocoon Memories

アーティスト荒木珠奈の2018年夏予定の展覧会(インプリントまちだ@町田市国際版画美術館)にむけて、蚕を飼ったり、制作準備等の記録です。

かいこ飼育日記(28日目)

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 9/21 '17 (28日目)全頭が繭を作るまぶしに移りました。昨日は、かいこと出勤。観察したかったので。中国人の同僚は「キュゥゥト💕」と。二人で、「仕事しないでずっと見ちゃうね」と話していました。
帰宅後は、撮影開始です。夫がセッティングと撮影してくれています。孵化が2日程ずれたのが結果的には、ばらけて繭作りに入ってくれてよかったです。

⭐︎2018年夏「インプリントまちだ展2018」町田市立国際版画美術館にて開催予定⭐︎

かいこ飼育日記(27日目)

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9/19 '17(27日目)いよいよ繭作り!

昨日の夕方帰宅すると、箱の端で糸を吐き始めてるかいこが2頭いました。夕飯の支度も置いといて、慌ててまぶし(繭を作る枠)を厚紙で作りました。

1頭は、まぶしの中が気に入らないらしく、外側をうろうろ。今朝見ると、散々迷って糸を吐いた跡が数カ所ありました。今は、落ち着いて繭を作り始めています。

出かける用事がなければ、ずっと見ていたい位です。

⭐︎2018年夏「インプリントまちだ展2018」町田市立国際版画美術館にて開催予定⭐︎
 
 
 
 
 
 
 
 

かいこ飼育日記(26日目)

 

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9/18 '17 (26日目)あと1~2日で繭作りに入るのではないか思われます。まぶし(かいこが繭を作る枠)を作らないといけません。今日の時点では、まだ糸を吐きたそうな様子は見えません。

ちょっとした実験。3~4センチ離して新しい桑を置いたら気がつくか…をしました。桑をかなり食い尽くして新しい葉が欲しい時です。すぐに近くの数頭がざわついて、頭を延ばし、2分位で最初の一頭が到達しました。

1日に25枚位の葉を3回は食べ尽くすので、えさやりもなかなか大変です。フンも計量カップに1杯程の量を、毎日捨てている気がします。

足。茎だけになった桑を、しっかりと掴んでる様が可愛らしいです。特に一番後ろの足ががっちり掴んでいます。

⭐︎2018年夏「インプリントまちだ展2018」町田市立国際版画美術館にて開催予定⭐︎

 

かいこ飼育日記(24日目)

 
画像に含まれている可能性があるもの:植物、花、自然、屋外
画像に含まれている可能性があるもの:植物、フルーツ、自然、食べ物
 
 

 

 

9/16 '17(24日目)かいこ達の食欲はすごくて、ぽってりと太って、持ち重りします。体長約7.5cm。

上・日本で見付けた桑の木の写真。実が虫みたいでかわいいです。子供の時は、小学校の校庭にあった桑の実をよく食べました。アメリカでは、白い桑の実のドライフルーツをよく見ます。というか、紫の実のドライフルーツは見た事ないような? 
桑の実には様々な栄養素があり、なかでもビタミンCがドライフルーツになると130%とか、鉄分20%とか!
そして漢方として古くから使われてきた桑の葉の方には、カルシウム、ナトリウム、ビタミンB1など栄養豊富なんだそう。

和紙の製造に使われるコウゾの木は、実はクワ科の植物です。葉がよく似ているので、私の愛読している「カイコの豆博士」には、コウゾと桑の見分け方が図解してあります。
下・コウゾの木の実。(ネットから借用)オレンジの丸い実がとっても可愛いけれど、舌触りが悪く食用に向かないんだとか。そして、和紙で有名なコウゾと同じ種類だけあって、桑でも紙が作れるそうです。子供とやってみたくなりました。

⭐︎2018年夏「インプリントまちだ展2018」町田市立国際版画美術館にて開催予定⭐︎

かいこ飼育日記(22日目)

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(22日目)朝5時、かいこ達は桑を筋だけ残して食べつくしていました!かいこは5令の間に、幼虫期間中に食べる量のおよそ87〜88%を食べるんだそうです。桑不足にならないように気をつけます。
ここ数日、近所の桑の大木から葉を取ってくるようになりました。ここのは葉が固くて大きいですが、今までの低木がかなりはげてきてしまって、これ以上は無理な感じになったので。

ママ友さんとかいこの事を話していたら、彼女の旧姓はなんと「桑畑」さんでした!おじいさんの代まで鹿児島で養蚕をしていたそうです。「蚕をしていた、というか蚕しかしていなかった!」と。
台湾出身のママ友さんは、子供時代に台湾の学校で育てたのを思い出して懐かしい〜と。台湾の子供達も蚕飼育の体験をすると知れて嬉しかったのです。

⭐︎2018年夏「インプリントまちだ展2018」町田市立国際版画美術館にて開催予定⭐︎

かいこ飼育日記(19日目)

 
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9/11 '17 (19日目)4頭を残し、全部が5令になりました。
かいこの幼虫の体。頭に見えるのは胸で、体の横にある黒い楕円形の模様が気門。片側に9個づつ、全部で18個の気門で、呼吸しているんだそうです。
眼のように見える模様は、眼状斑紋という模様です。
体の中は、ほとんどが腸。そして絹糸腺があります。

図像はカイコの豆博士/小泉勝夫著より

⭐︎2018年夏「インプリントまちだ展2018」町田市立国際版画美術館にて開催予定⭐︎

かいこ飼育日記(18日目)

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9/10 '17(18日目)昨日、眠状態のかいこ達を観察していたら、目のように見える模様が大きいかいこが1頭いました。グレーの部分が大きいので、具合が悪いのか?と見ていたら、それは脱皮が始まったしるしでした。下と上の皮で模様がずれているので、大きく見えるのです。微妙な動きをして、頭から皮を脱ごうとがんばってる感じがしました。
今朝は、頭から全身の脱皮をする場面を観察できました!連続写真でどうぞ。(注・眠状態のかいこは食べないので、葉っぱが乾いていますが、脱皮後は新しい葉をあげています)
脱皮を終えて5令になったかいこ達は、食べる勢いが違います。
⭐︎2018年夏「インプリントまちだ展2018」町田市立国際版画美術館にて開催予定⭐︎