日記・繭の記憶/Cocoon Memories

アーティスト荒木珠奈の2018年夏予定の展覧会(インプリントまちだ@町田市国際版画美術館)にむけて、蚕を飼ったり、制作準備等の記録です。

かいこの卵、その後。

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「まゆるん」神奈川県横浜市にあるシルク博物館のキャラクター

 

かいこの卵ですが、うちでも10蛾ほどのメスが産みました。1蛾につき500個もの卵を産むらしいので(数えてはいない*)、約5000もの卵があることになるわけですが…

この卵たちは、そのままにしておくと来年の1月頃に孵化します。1月だと桑がなくて困るので、10℃の冷蔵庫に保存し、翌年の桑が出てきた頃に室内に出すと10日ほどで孵化するそうです。ただ2代目のかいこは、元気に育つ率は75%、3代目になると50%だそうです。

私の周りにも、うちからあげた友人の周りにも、来年は育ててみたいから卵を頂戴!と言ってる人たちがいます。それにしても、5000個の75%だとしても3750頭?…ファームになってしまうので、考えないといけません…

メス達は大半がまだ生きています。最初の蛾の羽化から約1ヶ月もたっているのに、何も食べずに静かに生きています。

 

*「かいこの豆博士」(小泉勝夫 著)によると卵を数える方法は、卵が産み付けられた紙をコピーして、コピーの方の卵に1個づつサインペンで記しをつけていくか、針で穴を開けていくと良いらしいです。なるほどー。

 ⭐︎2018年夏「インプリントまちだ展2018」町田市立国際版画美術館にて開催予定⭐︎