日記・繭の記憶/Cocoon Memories

アーティスト荒木珠奈の2018年夏予定の展覧会(インプリントまちだ@町田市国際版画美術館)にむけて、蚕を飼ったり、制作準備等の記録です。

かいこ飼育日記(1日目)

⭐︎2018年夏「インプリントまちだ展2018」町田市立国際版画美術館にて開催予定⭐︎

町田市の「養蚕の記憶」に取材した、荒木珠奈の個展が開催予定です。

このブログは「インプリントまちだ展2018」へ向けて、荒木珠奈が蚕を飼った記録、養蚕や、制作に関する記事等を書いていきます。よろしくお願いします!

 

かいこ飼育日記 

(1日目)8月23日、日本から蚕の卵届く!孵化予定日が日本の24日だったので、ギリギリ… 昨日も暑かったし、すでに孵化してしまっているんじゃないか…と心配しながら封筒を開けると、プラスチックケースの中に白い封筒が。
封筒の紙を透かして、小さな黒いケゴ達の影が見える!あ〜生まれてしまってる!! 全部死んでしまってるんではないかと、恐る恐る封筒の中を覗くと、2mmほどのケゴ達が。…動いてる!!
封筒の中で、1匹も死なずに生きててくれました。(泣)
おそらく今日、孵化したのだと思います。全部で39匹。まだ孵化していないグレーの卵も、15粒ほど。(説明書によると、孵化しても2日はそのままで大丈夫なんだそうです) 
慌てて、息子と歩いて2ブロックの所にある桑の木へ、葉っぱを取りに行きました。葉っぱに乗せると、すぐに食べ始めました。まだ葉っぱを食べた跡は光にすかして、やっと見えるくらいに小さいです。フルーツが入っていた浅い段ボールの箱を、お家にしました。段ボールで蓋をして。
まだ生まれていない卵達は、別紙で小さな箱を作り、入れました。葉っぱをあげたりしているうちに、2匹ほど卵から生まれてきました。お尻に卵のカラをつけたまま、桑の葉に向かっていく姿が可愛らしいし、本能ってすごいなと思います。

⭐︎2018年夏「インプリントまちだ展2018」町田市立国際版画美術館にて開催予定

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