かいこ飼育日記(37日目)
糸を吐き終わって3日後位のかいこです。繭の中で一回脱皮し、すっかり蛹の体になっています。脱いだ皮が体の横にあって、なんだか律儀な感じがします。
色が薄〜濃茶色に変わっていくそうですが、2日経っても微かな変化しか見られません。触るとビョコビョコ動きます。
開いてから2日目には、1頭がひっくり返っていました。写真は背中側。
繭は良く切れるハサミでも、かなり固く、厚紙を切っている感覚です。あの細い糸の集積で…と驚きました。
かいこ飼育日記(30日目)
9/24 '17 (30日目)かいこは、Sや8の字を描きながら繭を作ります。「カイコの豆博士」の本にあった、吐糸の観察方法をやってみました。繭を作り始めて1日位たった繭を、かいこに傷をつけないように気をつけながら、穴を開けます。かなり緊張しました。
そして、ガラス板を乗っけると本にはあるのですが、私は塩ビ板を使ったら軽いので、かいこが頭でどかしてしまいます。
丸い繭も転がるので、鉛筆で抑えて。塩ビ板もマスキングテープで止めたら、無駄にカラフルになりました。
家族が寝静まっている早朝に、とてもきれいなものを観察できました。
⭐︎2018年夏「インプリントまちだ展2018」町田市立国際版画美術館にて開催予定⭐︎
かいこ飼育日記(29日目)
9/22 '17 (29日目)40頭、全頭が繭作りに入りました。完成している繭もあります。
かいこは繭作りが始まってしばらくすると、最後のフンとおしっこをします。繭の中ではしません。えらい!
最後のおしっこは、トロミがあって見ると結構びっくりします。
すぐに繭を作る場所を決められるかいこと、ずっとうろうろして、すでに先客がいる枠の中に入ってみたり出たりしているかいこもいました。3頭で1箇所に入って、狭そうに、お互いの背中に糸を張ったりしてて、どうすんのあなた達…と思った事も。
今朝は、まだ場所を定められない2頭を移動してあげました。なかなか決められずに、まぶしの上面だけに糸の膜が増え続けていたし、体も小さくなってきていて、このままだと繭を作れずに糸を使い果たしてしまうのでは…と心配になったので。
移動してあげたら、すぐに落ち着いたみたいで繭作りに入りました。
今日中にも、幼虫の形は見えなくなるでしょう。白くて、つまむとむにゅむにゅしたあの状態のかいこ達がいなくなるのね、と思うと寂しいものです。
⭐︎2018年夏「インプリントまちだ展2018」町田市立国際版画美術館にて開催予定⭐︎
かいこ飼育日記(28日目)
9/21 '17 (28日目)全頭が繭を作るまぶしに移りました。昨日は、かいこと出勤。観察したかったので。中国人の同僚は「キュゥゥト💕」と。二人で、「仕事しないでずっと見ちゃうね」と話していました。
帰宅後は、撮影開始です。夫がセッティングと撮影してくれています。孵化が2日程ずれたのが結果的には、ばらけて繭作りに入ってくれてよかったです。
⭐︎2018年夏「インプリントまちだ展2018」町田市立国際版画美術館にて開催予定⭐︎
かいこ飼育日記(27日目)
昨日の夕方帰宅すると、箱の端で糸を吐き始めてるかいこが2頭いました。夕飯の支度も置いといて、慌ててまぶし(繭を作る枠)を厚紙で作りました。
1頭は、まぶしの中が気に入らないらしく、外側をうろうろ。今朝見ると、散々迷って糸を吐いた跡が数カ所ありました。今は、落ち着いて繭を作り始めています。
出かける用事がなければ、ずっと見ていたい位です。
かいこ飼育日記(26日目)
9/18 '17 (26日目)あと1~2日で繭作りに入るのではないか思われます。まぶし(かいこが繭を作る枠)を作らないといけません。今日の時点では、まだ糸を吐きたそうな様子は見えません。
ちょっとした実験。3~4センチ離して新しい桑を置いたら気がつくか…をしました。桑をかなり食い尽くして新しい葉が欲しい時です。すぐに近くの数頭がざわついて、頭を延ばし、2分位で最初の一頭が到達しました。
1日に25枚位の葉を3回は食べ尽くすので、えさやりもなかなか大変です。フンも計量カップに1杯程の量を、毎日捨てている気がします。
足。茎だけになった桑を、しっかりと掴んでる様が可愛らしいです。特に一番後ろの足ががっちり掴んでいます。
⭐︎2018年夏「インプリントまちだ展2018」町田市立国際版画美術館にて開催予定⭐︎